3Dプリンターで製作してみました②
こんにちは。企画設計室です。
今回は3Dプリンターで、倍速/倍ストローク機構のモデルを設計/製作してみました。
倍速/倍ストローク機構とは、入力側の速度とストロークに対して、出力側が2倍の速度で2倍のストロークを、 動作する機構の事を言います。
下の写真にて説明します。 入力側の大ギヤは、半径20mmの位置でアームと接続し、回転動作により、直径分40mmのストロークを 発生させます。 小ギヤは、回転中心でアームと接続され、大ギヤの回転動作により、40mmのスライド動作を行います。
この時小ギヤは、固定ラックと噛合っている為、回転しながらスライド動作を行います。
更に小ギヤは、反対側においてスライドプレートのラックとも嚙合っている為、駆動伝達を行います。 この小ギヤのスライド動作と駆動伝達を同時に行う事によって、出力側のスライドプレートは、 小ギヤのスライド速度の2倍の速さで、ストロークは小ギヤの2倍の80mm、スライド動作を行います。
この機構のポイントは、入力側となる大ギヤのストロークに対して、出力側のスライドプレートとの間に、 小ギヤと固定ラックを組込む事によって可能としています。
このようにちょっとした工夫や配慮によって、大きな効果をもたらす事は往々にしてあると思われます。
企画設計室では、上記のような創意工夫を心掛けた設計を、常に行えるように努めております。 メカ設計や3Dプリンターによる製作など、何かご用命がございましたら企画設計室の方へ、 お気軽にお声がけください! ☎052-883-6550
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